備後尾道 柿渋商店

瀬戸内地方で昔ながらに柿渋を手作りしています

製造だいたい終了、急いで染めもの


すいようび。百島から若い大工さんがおふたり助太刀に来てくださいました。おお、ありがたや。お二方とも、まあパワフル。絞りカスを槽から出す作業でも、その力強く早いこと。一回にスコップですくう量が山盛りで、私の十倍くらい早いのです。なんとまあ、頼もしいことかぎりなし。写真をもっと撮影しておけばよかつたですね。掲載の写真は、お二人とも下を向いて地味に柿を選別してくださっている様子です。

このほか、変わらず近所の女性陣もにぎやかに手伝いに来てくださり、この日の3時頃には、因島からの柿は、製造終了することができました。終わると同時に、雷鳴がゴロゴロと、まだ青い空に響き渡ります。おお、これは天も我らに祝福の勝利のドラムを鳴らしてくれているのでしよう。サンキュー。雨の前に終わってよかつたです。

本当に、ばんざーい。ああー、嬉しいです。終わってホッとしました。これで、ああ柿がわるくなるー、ああー、という悪夢にうなされることなく、しあわせな平穏な夜を迎えられます。って、ことしは、明日の二番渋を絞っても3日でやれたので、悪夢を見ることもなく、あつというまに無事終了することができました。例年の半分くらいの量ですが。でも、良し良し。終わって本当に嬉しいです。あと少し製造作業はありますが、もう山は越えました。皆様、本当にありがとうございました。

いそいで帰り、必殺ぐしゃぐしゃ柿渋染めのかくにん。

てきとうに濃淡がつくようにまたザザッと布を動かしたのはかようびのことか、水曜には雨が降りそうと急いで取り込み机をあらつて片付け、その後シャワー浴びて着替えて、クンクン、柿渋臭くないかな私、保育園にお迎え、そのまま、倉庫へ移動して、工場長さんと一番渋のタンク輸送作業。お疲れ様でした~。

この夜は、おふとんによこになり、のびのびと疲れた手足を大の字に伸ばして、満足感にひたりました。ああ、無事に今年もかきしぶを作ることが出来ました。ありがたや。ありがとうございます。

もちろん、ほとんどは工場長さんと山ちゃんさんがされているのでありますが。

翌朝、ぐしゃぐしゃ染めを水洗いしてほすと、なんだかビーフジャーキーみたいでした。ここからなにができるのでしょうか。なにか、月末までにイベント出品できるものを早めに作ってみなくてはいけません。が、なにか できるのかな?


kanae3 • 2019年9月12日


Previous Post

Next Post