備後尾道 柿渋商店

瀬戸内地方で昔ながらに柿渋を手作りしています

柿酢その後


春ですね。今週から気温20℃をこえていて、びっくりしています。

焦って、昨年秋に仕込んだ柿酢を開けてみました。腐ったらいけん。一度もかき回してもいないため、柿の原形が残り、白い部分もあります。匂いはこのビンは酢でした。あら、できたのかしら? 秋に熟柿を入れて布でフタして冷暗所に本当に放置していただけです。勇気をふるって指をつけて、舐めてみると、うーん?味が薄いかな?

こちらは更に適当に、バケツに入れて、ビニール袋で縛っておいたもの。秋のまだ暑い日には小バエが少し飛んでいました。さて、どうなつたかな。ドキドキ。えいやっと勇気を出して開けてみます。しかし、なんでもそうですが、初めてこうした食べ物や調味料を発見して改良していったご先祖様たち、本当に偉大ですよね。。。柿渋や日常生活でかなり生ゴミに慣れたとはいえ、えいやっと。この勇気の一歩が、きっとSDGS、持続可能な未来への飛躍の一歩と信じて、よいしょっと。持続可能な未来作りって、日々ちょっとずつ面倒くさいこと頑張るってことかもしれない、などと思いながら。

おお、こんな感じか。白い膜がはつています。こちらはまだお酒の匂い

ザルと、そのへんにあった柿渋染めガーゼで濾して2つ合わせて新しいビンに移しました。

まだこのあと半年くらい寝かせるとよいらしいので、キッチンペーパーでフタして、軽くフタのせて、再び冷暗所へ。また続報いたします。こんなに適当でできるのでしようか、はたして。でも、渋柿の木の利用法として、青い実を間引いて柿渋つくり、オレンジになつたら干柿つくり、残った熟柿で柿酢を作れたら、本当に無理無駄なく、大切な柿の木と一緒に生きていくという感じの暮らしで、憧れです。あと柿の葉のお茶や、柿の葉寿司もできたら最高ですね。そんな少し昔のありかたが、この忙しい現代でこのズボラな私でも可能なのか、ともあれ、できるだけ挑戦してみます。あと、先程の残った腐りかけの柿たちは、畑に穴を掘って埋めました。ふう。良い肥料になりそうです。

春風や 闘志いだきて畑に立つ

ふと浮かんだのですが出典不詳、たぶんいつか新聞投稿欄で見かけた一句のような気がします。ニュース見るたび世界が心配で、悲惨な様子に涙がでますが、自分の今日のわずかなよりよい行動が、ささやかでも新たな良い未来へつながると信じて。バタフライ効果にいう、蝶のはばたきの一つになれますように。一刻もはやい平和を心から祈ります。


kanae3 • 2022年3月16日


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