備後尾道 柿渋商店

瀬戸内地方で昔ながらに柿渋を手作りしています

今日の工場作業など


今日の工場作業は、二番渋を絞ってカスを片付け。工場長さくっと復活、やまちゃんさんと二人で、のんびり、でもてきぱき作業。しぼりかすは、ご近所の畑の肥料になります。軽トラで畑に乗り入れて、荷台に積んだコンテナから、どわーっと撒きます。

移動して、テント片付け。みまわせば、ああ、まだ青柿の取り残しがあちこちに。気になる。鳥さんのエサにのこしておくのにも、ちょっと多い。

毎年、収穫のときに、高い辺りの柿はとりのこしていて、いつも、あとは鳥さんのエサよ、おすそ分け、などと皆さまいうので、優しいなあと思っていましたが、それだけではなかった。先日、柿園の方から聞いたの てすが、

鳥さんは残った実を食べてフンをして、フンに守られた種が芽を出して、というふうに、実を採り尽くさずにのこすことで、またあらたな木々が育つ仕組みになっているそうです。なるほど。ひとも鳥も未来もハッピーですばらしい。こういう、持続可能な世界を形作るご先祖さまからのちえ、大好きです。

なので必ず実はのこすし、取りきれなくて必ず残るのですけれども、ちょっと残り過ぎて、気になる、気になる~。ということで、少しだけ収穫作業。高い枝をザクザクおとします。

それにしても、良いお天気です。広い空のしたに海や船が見えて、のどかな豊かなきもちになります。見学会のときに、これくらい晴れたら良かったのになー。

と思ったのですが、私、強い日差しにすこし熱中症気味になってしまいました。ふらふら。くもりで雨の見学会で、やっぱり良かったのかもしれません。

お昼前に今日の作業はおわり。帰ってシャワー浴びて、柿渋臭くないかな、クンクン、しかし自分ではもう良くわからない、くさかったらすみません、塩を溶かして麦茶をガブガブ飲んで、アイスノンを脇にふらふら~と次の用事へ。途中の、お気に入りのバス停。今日はいっそうキラキラの空と海のあいだに立つ様子をパシャリ。ねこバスか、ポニョか、トトロか、顔なしか、何かきてくれる風情です。きっときてる。


kanae3 • 2019年9月6日


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