柿渋で虫よけスプレー
うちの庭木に毛虫さん大発生。大変です。糸をひいて上から何匹も垂れ下がっていて、あわわわ。でもこんな時にも、柿渋ちゃんと頑張ります。百円ショップなどのスプレー容器に、柿渋を適当に水で薄めて入れて、シューっと振りかけます。
柿渋のついた葉っぱは毛虫さんにも渋くて美味しくないのか、虫が減るようです。柿渋なら自然のもので、木登りするうちの猫にも安心ですし、庭中、とにかくスプレーしておきます。うちは適当なので、厳密に効果はどうかと言われるとよくわかりませんが、だいたい、これで間に合っています。今年はもう少し観察してみます。毛虫さんに直接スプレーすると、ごめんね毛虫さん、苦しげに身をよじって落ちていきますし、効いていると思います。ちなみに、風向きに注意しないと、向かい風のときにスプレーすると全部自分の顔にかかってびっくりします。
庭の水を貯めるところにも、柿渋をたまに少し混ぜておくと、水が腐りにくくなり、ボウフラ発生も防げるようです。適当すぎて期間が空きすぎると、また発生しますが。
私は柿渋用計量カップや濾す用ガーゼなどを水洗いするとき、そのすすぎ水をたまにこの手水鉢に入れています。水こけが手水鉢の中についているときには、しばらくするとその緑のこけが石から外れて浮いてきて、掃除が楽にできている気がします、そういえば。
水を混ぜるのは、原液だとスプレーの穴のところで柿渋が固まり詰まりやすいので。私は10倍位に薄めています。適当です。毎回、スプレー容器を水洗いして、水で数回スプレーまでして容器をきれいに保っていけば、原液でも大丈夫だと思います。柿渋石鹸などでは柿渋の割合が1%位でも効果があるようなので、適当にだいぶ薄めても、たぶん大丈夫なのではないかと思います。
知り合いのおじさんも、育てている葉物野菜に柿渋スプレーしてたら、青虫があまり来んでええで、と言われてました。木酢液と混ぜてあげるとより良い気がするという方もいらっしゃいました。
その昔、山のほうでは、川の上流から柿渋をザバーっとぶちまけて、浮いてくる魚を手づかみで拾っていたという、大胆な利用法もあったそうです。最初にやった人すごいですね。たまたま、ザバーってこぼしてしまったら、上手い具合に魚がプカプカ浮いてきて、味をしめたのかなあ。流れるうちに柿渋も薄くなって、別に下流に害もなかったのかなあ。本当かな、ヤゴとかタガメとかアメンボとかも大丈夫だったのかなあ。
ともあれ、柿渋ちゃん、庭木や野菜の虫よけスプレーにも使えますので、もしホームセンターなどで他社製品でも柿渋を買って余りがある方、もったいないですし、ぜひお試し下さい。こうして、暮らしの常備薬のように、柿渋を気軽に使ってくださる方が増えたら嬉しいです。
追記
今年の毛虫、大発生ですごいですね!!うちの庭では初めてかもです、こんなにたくさん。伸びてきた若葉に大量についているのでバサバサ剪定もして、柿渋も今朝はガンガン原液でスプレーしていますが、大きな毛虫には効いていないような、、、あと、ツツジの白い花周りにスプレーすると、花が柿渋で染まるかもですね。飛んでくるミツバチさん達には平気なようで、元気な様子です。また経過観察してお知らせします。
なお、写真でわかるとおり、うちの庭は、これからお手入れもっと頑張ろうね、というところですので、もし庭仕事を緻密にされている方の柿渋スプレー効果のご検証をいただければ嬉しいです。さて、うちは連休中に間に合うか、松のみどり摘みと剪定。
追記の追記。やはり柿渋スプレーで染まります。白い花が少し枯れた感じになりました。そして、やはり残念ながら柿渋では間に合わず、市販の殺虫剤を撒きました。今年の毛虫大量発生は本当に異常事態で、家の前の道が移動する毛虫だらけ、近くの藤棚も葉を全て食べられて丸坊主になってしまって、こんなこともあるのかと驚くばかりです。