備後尾道 柿渋商店

瀬戸内地方で昔ながらに柿渋を手作りしています

柿渋塗りの大福帳


昔は和紙に柿渋を塗って丈夫にして、大事な書類を保護することがありました。写真はその一例の大福帳です。喫茶 蔵にて。表紙と周囲に柿渋を塗ってあります。なんだか、かっこいい。

柿渋を塗ると、塗らないよりは虫喰いを防げたそうですが、やはり少し、やられています。

でも中身は無事。たぶん縁を塗ったときに、周囲に柿渋がちょっとはみ出してしまっているのも、手作業の良い味わいですね。忙しい毎日の商売の中で、チャッチャッと塗った感じが、実用的で好きです。

表紙の勢いのある筆跡といい、どっしり堅実に商売されていたのでしょうね。


kanae3 • 2018年4月4日


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