備後尾道 柿渋商店

瀬戸内地方で昔ながらに柿渋を手作りしています

2月某日 柿渋こぼしました 泣


あまりにショックで書いていなかったのですが、2月某日、倉庫から販売所(というか、うち)へ柿渋搬送中に、柿渋を思いきり、こぼしました…泣。気持ちを整理して前に進む為、ここにご報告致します。関係者の皆様、誠に申し訳ございませんでした。

今回の搬送は、困難続きではありました。言い訳っぽいですが、何しろ寒すぎて、水中ポンプの機嫌が悪くてエンジンがなかなかかからない、パイプは、前回洗った水が中に残っていて凍りついている。家に一度帰り沸かしたお湯を運んで、注いで溶かして作業しようとしたら、パイプさん真っ二つに折れました。1日目は私たちの心も若干折れて、ここで作業終了。

2日目は、工場長さんが新しいパイプを買ってきて、なんとか順調に搬送。軽トラの荷台に積んだ500リットルタンクで二回、計約1トンを運びます。

今回画期的だったのは、工場長さんが軽トラを広場に乗り入れたこと! これで、人力による搬送距離が半分以上削減! なんで気がつかなかったんだろう、今まで。大感動。

いやあ、寒いし、頭使わなにゃあの。楽に出来た方がええじゃろ。ニコニコ。

あとは台車に200リットルタンクを載せて運ぶだけ。るんるん。150リットル位ずつ入れて、3人で運びます。今回から台車も新しく、車輪が大きいので、ラクかも。わあい嬉しい。

1度目の500リットルは無事終了、寒い中、やはり疲労しながら、2度目の500リットルに挑みます。作業も、あと少しで終わりという、その時。

200リットルタンクが、台車の上でバランスをくずして、ツルっ、ドバシャーっと落ちました。一瞬の油断! !

慌ててタンクを起こしたものの、100リットル以上は地面にこぼれたでしょうか…。呆然。も、もったいない…。皆で一生懸命に作ったのに…。泣…。

しばしの後、気をとりなおし、とりあえず、こぼれた柿渋の上に木くずを撒いて、応急処置。素晴らしく強い柿渋の香りが辺り一面に漂います。

寒くて疲れていたし、台車が高かったのも悪かったかも。はあ…。いや、良い教訓だ。もう柿渋こぼすなんて残念な事故は、決して二度と起こさないぞ。がおー。抜本的には、人力の搬送作業を無くすべし。無くすぞ。パイプ超延長作戦かな。軽トラのタンクから直接、納屋のタンクにパイプ輸送できたら最高。考えよう!

次の搬送はまた数ヶ月後だと思うので、その時には素敵な最適解決方法を実践していたいです。猛然と妄想、うっとり。イメージトレーニング大切。

まあ、無理やり建設的に考えると、これは柿渋による除草作用実験になりますかね…。夏まで草生えないかなぁ、これで…。しかし、嗚呼、柿渋ちゃんもったいなかった…ごめんね…泣


kanae3 • 2018年3月5日


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