備後尾道 柿渋商店

瀬戸内地方で昔ながらに柿渋を手作りしています

ガチガチの布


いつぞやの帯芯の柿渋染め。ガチガチに硬くなりました。少し濃度の高い液で染めてみました。もはや革のようです。ビーフジャーキーみたい。ちょっと美味しそう? いっそ、このかたさを生かして、革として、革細工の道具で何か作ってみようかな、と蔵の真由美さん。もはや、布とは思わない、と。ほほう。また試作品ができたら投稿します。

ちなみに、硬くなった布は、何度も水洗いする、重曹を入れて洗う、手もみする、とにかく使うなどで、だんだん柔らかく馴染んできます。柿渋が落ちていくとも言うのかもしれませんが。少し昔の、新品のかたいジーンズを履きこんで柔らかくしていくようなイメージです。

布とは思わない、これは革。


kanae3 • 2020年5月9日


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