備後尾道 柿渋商店

瀬戸内地方で昔ながらに柿渋を手作りしています

柿畑の草刈り


こんなに草を生やしてはいけません。本当に。でも、あっというまに草は伸びるのですよね。そして、冬も終わりましたね。冬の間にきれいにしておこうと思いながら、もう春ですね。今年こそは美しい柿畑にしたいと、気持ちも新たに草刈りに取り組みました。3日坊主でもよいのです、へこたれず、何度でも決意し直すのでございます。毎月一回3日坊主をしていれば、一年では合計36日、頑張ったことになるのです。理論上。それくらいすれば、何かできるはず。目指せ、毎月一回3日坊主かける一年間、12回。夏場は月二回必要かな?草どんどん伸びてきますからねー。

さて草刈りしながら、途中で手が止まります。柿の苗木なのか、雑木が伸びてきたのか、区別がつかない、、あら?君たち、柿?それとも、違う木? 備後渋柿の保全活動などとたいそうに意気込みながら、こんな状況でございます。まぁそのうち、葉が生えてきたらわかるでしょう。とりあえず全部残して次へ進む。レッツゴーゴー。

山になった枯草は、工場長に軽トラで運んでもらいました。荷台にいっぱいに積んで、落ちないようシートをかぶせて紐で縛り、行き先は、渡辺先生のお宅の畑。ここで焼かせてもらいました。到着したら、ちょうど先生もお元気に畑に出ておられ、久しぶりにお会いすることができました。もし渡辺先生が柿渋作りを我々で受け継ごうと先頭に立たれなかっら、いまの私どもの活動はありませんでした。

恩師にお会いできて、嬉しい気持ちのまま、いつもながらの美しい広い畑に見惚れていたら、渡辺先生より、「ところで、苗木はいつ移植するの?うちの苗木は元気に大きくなりよるよ」と言われて、びっくり。そうでした、先生に苗木を育てて頂いていたのでした。なんと、完全に忘れていましたよ、私。見せて頂いたら、まぁ、またびっくり、背丈より大きな立派な木に育っているではありませんか。なんと。「これだけ大きくなると、きちんと切りつめて移植せんとね、でも、あと手頃なのもまだ数本あるよ」と渡辺先生。大事に、種から水やりして育ててくださっていたのでした。なんと。渡辺先生!!


kanae3 • 2020年3月26日


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