備後尾道 柿渋商店

瀬戸内地方で昔ながらに柿渋を手作りしています

染めますよ


春ですね。染めますよ。晴れたら色々忙しい。合間に素早く、必殺くしゃくしゃ染めと、必殺いい加減ストライプ染め。柿渋の原液に5分位浸して、ギュッと絞り、写真のように、適当にくしゃくしゃにしたり、適当に折ります。今日の作業時間は準備と片付け含めて30分ほど。しゅたたたたた。これで干せば、数日で模様ができます。日光が強い夏だと半日でもできます。ただし、しわしわにもなるので、いわゆる間尺に合うという染め方だと思います。これで作業着を作りたい。その他、ガーゼや絹も染めてみました。

こちらはシワシワ染めの数日後。白いところはたたんであった布の折り目あたりの染め残しです。良い模様になった、、かな、、?適当過ぎたか、、?

今日の草刈戦隊クサカルンジャー(草刈るんじゃ~)の出動(1人で草刈りするだけですけど)は、裏山です。ジャングルっぽくなっていたのが、普通の荒れ地位に戻せました。すっきり。たちばさみでバシバシ切って、ストレスも解消、握力も強化中です。ここも、日当たりが良くてとても気持ち良い畑でした。復活なるか。頑張っていたら、ご近所さんからお野菜を頂きました。ありがたや。

それにしても、本当に、蔵の真由美さんが言ってくださるように、気分のあがる素敵な農作業服を柿渋染めで作りたいなぁと妄想中です。いえ、もちろん世の中に可愛い農作業服やアウトドア服は増えていて、いつも良いなあと感心しているのですけれども、できれば、自分たちの身の回りのモノを自分たちで、間尺に合うように、手作りできたらいいなと思います。

グレタさんが言うように、大量生産大量消費、永遠に続く経済成長はおとぎ話、でしょう。私も、地域ごとに自給自足的な循環型経済に移行していくのが未来のために良いと思います。その流れの一部になりたい。。と、遠大なことを思っても、毎日の暮らしはバタバタと忙しく、いつかゆっくりやろうと思っていると永遠にできないので、とにかく、へなちょこで良いのでやってみる。90歳を過ぎた倉田先生も言われていたそうです。真由美さん、人生は思ったよりも短いもんです。どんどんおやりなさい。


kanae3 • 2020年3月12日


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