備後尾道 柿渋商店

瀬戸内地方で昔ながらに柿渋を手作りしています

畳の下の板に柿渋塗り


今朝、午前中の仕事(塾の先生)前に15分でザっと残っていた板を水洗いしておきました。ちゃちゃ。帰宅して、作業、午後1時半開始。可処分時間は二時間のみ。保育園お迎えに遅れてはならぬ。しかも、雨が夕方から数日降るかもとの天気予報。あらま。8畳分の板に柿渋塗り。つまり、今日できるだけ頑張ってみませう。

板は、かんながけもされていなくて表面がざらざら。たっぷり刷毛に柿渋を含ませて、凸凹に行き渡るようにじゃぶじゃぶ塗ります。自分の家の板なので、多少たれてもいいし、気楽です。わーい、久しぶりの板に塗る作業、楽しい。はじめてみたら、気分がのんびりして、くつろいでしまいました。

戸外で、緑の木陰、涼風、無心に素早く手を動かしながら、無になるような、あれこれぼんやり考えているような、私が柿渋を塗っているのか、この板たちに操られて塗らされているのか、自分がこの天地に溶けてなくなるような、不思議な幸せな忘我の境地に久々に漂う。ランナーズハイならぬ、草刈りーずハイならぬ、柿渋塗リーズハイとでもいうべきか。猫のトラさんも監督に来てくれました。あ、ダメですよ、爪とぎはこの板ではしないでね。ありさんも、柿渋塗るから危ないよ、ごめんね、どいてねー。

そのうちに、猫は木陰で昼寝。板は、うらも塗りたいなと4枚だけ全面塗ってみましたが、時間的に無理と断念。まぁまぁ、またの機会に。

かき渋、二リットル位使用。


kanae3 • 2019年10月1日


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