備後尾道 柿渋商店

瀬戸内地方で昔ながらに柿渋を手作りしています

古色柿渋の塗装例


先日色合わせした現場の塗装作業が無事に終わりました。垂木には、ベンガラと墨を混ぜたものを一度塗り、その上に、古色柿渋、つまり柿渋と墨とススやホコリを混ぜたものを二度塗りしています。梁と建具は、古色柿渋の一度塗り。宮大工さんの監督のもと、築200年の風格を大切にするため、あえて光らせないように、ツヤを出さないように、これだけにしました。

こちらは側面。縁側は、古色柿渋一度塗り、その上に柿渋二度塗り。こちらは陽があまり当たらないので、明るさを出すためにも、通常のツヤ出し仕上げです。近くでみるとそうでもなくても、離れてみる角度によって、とても良く光ってみえて、この渋さがお気に入りです。


1カ月くらいしたら、もう少し色が出てくるかな。また経過を見に行く予定です。

やはり古い家に塗る作業が嬉しいです。なんだか家も喜んでくれている気がします。塗る作業はなかなか大変ですが、塗り終わると、柿渋を作っていて良かった、また頑張ろうとしみじみ思います。


kanae3 • 2017年3月15日


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