備後尾道 柿渋商店

瀬戸内地方で昔ながらに柿渋を手作りしています

製造一か月後の柿渋


順調に発酵が落ち着いて、現在はこんなクリーム色になりました。あと数カ月かけて、だんだん茶色になっていきます。先日、今この段階の柿渋が欲しいという方があり、タンクに取りにきました。


倉庫前には栗がたくさん落ちていました。ほくほくして拾って帰りました。自然の恵みのありがたさ。


柿渋は、漆の器が出土している12000年前には使われていたそうです。その縄文時代には栗が主食の1つで、たて穴式住居の集落横には、栗林の植林もされていたらしいです。ということは、こんな栗と柿渋のセットは、12000年前の誰かもしていた、お持ち帰りセットかもしれません。やったね豊作、さあ栗ゆがいて、食べて元気だして、柿渋塗るぞ〜〜、うふふ、、みたいな。12000年後の未来にも、誰か同じようなお持ち帰りセットで、ほくほくしているといいなぁと思います。その時には、移動手段はなんだろう。空飛ぶ自動運転の車かなあ、または、どこでもドアが普通になってるかなあ。


kanae3 • 2017年10月8日


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