備後尾道 柿渋商店

瀬戸内地方で昔ながらに柿渋を手作りしています

子ども向けの本で学ぶ


何かを新しく学ぶときには、図書館の子ども向けの本を読みます。解説がわかりやすく、いちばんの基本を学べます。すぐ、わかった気分になれて楽しい。素晴らしいです。この本もとても良かったです。

もちろん、本を読んで、実際にやってみると、またいろいろ試行錯誤になるわけですけれども、それもまた楽しみです。

そんなわけで、早速、本を参考に型染めらしきものに初挑戦。小麦粉を洗濯糊に混ぜて練り、ステンシルの型に塗ってみます。


塗りすぎかな。加減がわからないですね。ちなみに、白い糊の下には、可愛い猫のシルエットが隠れています。

要は、柿渋がしみないように、先に布を糊で固めるわけですね。

型を慎重に外して、日に小一時間当てて糊が乾くのを待ち、そのあと柿渋に数分浸して、軽く余分な液を絞り、干しました。糊の部分をくずさないように、慎重に…

通常の、ぽちゃんと漬けてザザッと手で絞って干す、所要時間10分の 染めより、だいぶ手間のかかることが良くわかりました。これは、布を張って刷毛染めしないと難しいわけですね。これは、早くも挫折しそうな展開です。


そしてともあれ、私の内心の葛藤をよそに、平和に犬小屋の屋根に平干し。はじめのピンクめの色も可愛い。

ついでに、木のインテリアグッズの文字列も数字の下に置いてみました。日が当たらなかったら色が出ないので、糊つけしないでも、柿渋ちゃんなら、これで模様できるんちゃう。

美しいススキの影絵。こんなふうに、そのまま自然を写せたら素敵だな。

草刈りをさぼっていた甲斐があり、風に揺れて影絵の動くタペストリーがたまたま今だけ出来ました。なんだか、これで充分な気がしました。


kanae3 • 2017年11月2日


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